ライバルはトヨタ新型40系アルファード/レクサスLM!中国の最高級ブランドの紅旗が新型HQ9を発売!フロントマスクはほぼ全てグリルで、相変わらずロールスロイスっぽい見た目に
トヨタやレクサス、ビュイックなど、中国のミニバン市場もアツくなってきたな
日本市場向けにも発表された中国の最高級ブランド・ホンチー(紅旗)が、同社としては最上級ミニバンとなる新型HQ9を発表・発売し、2022年11月10日より開催の中国・天津モーターショーにも特別出展されました。
新型HQ9は、上述の通り中国ユーザーが求める贅を尽くしたフラッグシップミニバンで、競合モデルはレクサス新型LM300h/LM350だけでなく、2023年5月以降に発表・発売予定となっているフルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD)、そして中国市場では高い支持を得ているビュイック新型センチュリー(Buick New Century)などが対象となっています。
特に同時期に発表されたビュイック新型センチュリーは、車内の広々とした快適性とラグジュアリー感を両立する3列6人乗りと2列4人乗りをラインナップしているため、ホンチーも新型センチュリーを強く意識していることは確かだと思います。
ロールスロイス顔の新型HQ9をチェックしていこう
こちらが今回、天津モーターショー2022にも出展されたという紅旗の新型HQ9。
大口化した縦型基調のフロントグリルやU字型グリルフレーム、そして釣り目タイプのLEDヘッドライト意匠は、どことなくロールスロイスを意識したかのようなデザイン言語で、パープルチックなボディカラーも中国ユーザーが好みそうな色あい。
過去にもお伝えしましたが、新型HQ9は全5グレードを展開していて、価格帯としても35.88万元~53.88万元(日本円に換算して約700万円~約1,050万円)と中々の強気な価格帯。
ボディサイズもフラッグシップショーファーカーとしては十分なビッグサイズ
ボディサイズは、全長5,222mm×全幅2,005mm×全高1,892mm、ホイールベース3,200mmととにかく大柄で、足もとのマルチスポークアルミホイールや、Dピラー部分のテクスチャ装飾など、従来のミニバンでは採用されないような特別な装備が充実しているのも紅旗の魅力ポイント。
エンジン体系は2.0リッターターボMHEVから
パワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドを搭載することで、システム総出力252hp/システムトルク380Nmを発揮、トランスミッションは8速ATのみをラインナップするとのこと。
これ以外にもプラグインハイブリッド(PHEV)版も導入予定とのことで、排ガス規制や騒音規制にも考慮したスペシャリティモデルとなることが期待されています。